無駄なく美味しい!カットわかめとちくわの簡単使い切り節約レシピ
カットわかめとちくわが一人暮らしにおすすめな理由
一人暮らしで毎日の食事を作る際、食費を抑えたい、食材を無駄にしたくない、でも簡単で栄養バランスの良いものが食べたい、とお考えの方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、カットわかめとちくわです。
カットわかめは乾燥状態で長期保存が可能で、使う分だけ水で戻せば良いので非常に経済的です。また、水溶性の食物繊維やミネラルが豊富で、手軽に栄養をプラスできます。
一方、ちくわは比較的安価で手に入り、すでに加熱されているため切るだけでそのまま食べられます。手軽にタンパク質を摂取でき、和え物、炒め物、汁物など様々な料理にアレンジしやすい万能食材です。
この二つを組み合わせることで、安価で手軽に作れるだけでなく、食材を無駄なく使い切りながら、食物繊維やタンパク質も無理なく摂れる食事を実現できます。この記事では、カットわかめとちくわを使った、簡単で節約になる使い切りレシピと、賢い保存方法をご紹介します。
カットわかめとちくわの簡単使い切りレシピ
カットわかめとちくわを使った、料理初心者の方でも簡単に作れるレシピをいくつかご紹介します。どれも少ない材料で短時間で作れますので、ぜひお試しください。
定番!わかめとちくわの酢の物
さっぱりとした副菜は、食事のバランスを整えるのに役立ちます。包丁を使うのはちくわを切る時だけです。
材料(1人分)
- 乾燥カットわかめ:小さじ1
- ちくわ:1〜2本
- きゅうり(お好みで):1/3本程度
- A 酢:大さじ1.5
- A 砂糖:大さじ1
- A 醤油:小さじ0.5
- A 顆粒だし:ひとつまみ
作り方
- 乾燥カットわかめは袋の表示通りに水で戻し、水気をしっかりと絞ります。
- ちくわは5mm程度の輪切り、または斜め薄切りにします。きゅうりを入れる場合は薄切りにして軽く塩もみし、水気を絞ります。
- ボウルにAの調味料を全て混ぜ合わせます。
- 水気を絞ったわかめ、切ったちくわ、きゅうりを3のボウルに加え、全体がなじむように混ぜ合わせたら完成です。
ポイント
- わかめは戻すと量が増えるため、乾燥状態の量に注意しましょう。
- きゅうりの代わりに、もやしをさっと茹でて水気を絞ったものを使っても節約になります。
- 作った酢の物は冷蔵庫で2〜3日保存可能ですが、なるべく早く使い切りましょう。
ボリュームアップ!わかめとちくわのさっと炒め
もう一品欲しい時や、ご飯が進む主菜としても使える簡単な炒め物です。冷蔵庫にある半端な野菜も一緒に炒めて使い切ることができます。
材料(1人分)
- 乾燥カットわかめ:小さじ1〜2
- ちくわ:1〜2本
- お好みの野菜(例: もやし、キャベツの葉1〜2枚、玉ねぎ1/4個など):適量
- ごま油:小さじ1
- B 醤油:小さじ1〜2
- B みりん:小さじ1
作り方
- 乾燥カットわかめは袋の表示通りに水で戻し、水気をしっかりと絞ります。
- ちくわは斜め切り、お好みの野菜は食べやすい大きさに切ります。もやしを使う場合は洗っておきます。
- フライパンにごま油を熱し、野菜(もやしの場合はもやし以外)を入れてさっと炒めます。
- 野菜が少ししんなりしたら、ちくわともやし(使う場合)、水気を絞ったわかめを加えてさらに炒めます。
- 全体に火が通ったら、Bの調味料を回し入れ、さっと混ぜ合わせたら完成です。
ポイント
- わかめは炒めすぎると食感が悪くなるため、火を止める直前に加えるのがおすすめです。
- 冷蔵庫に残っているしめじやえのき、ピーマンなども一緒に炒めて使い切ると無駄がありません。
- お好みで鷹の爪を加えてピリ辛にしたり、ごまを振ったりしても美味しくいただけます。
汁物にも!わかめとちくわの味噌汁/お吸い物
日々の食事に汁物を加えることで、満足感が得られやすくなります。カットわかめも乾燥のまま加えられるので、非常に手軽です。
材料(1人分)
- 乾燥カットわかめ:ひとつまみ
- ちくわ:1本
- だし汁:200ml
- 味噌:大さじ1弱(または醤油、塩などお吸い物用)
- お好みでねぎなど薬味:適量
作り方
- ちくわは薄切りにします。
- 鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したらちくわを加えます。
- 火を弱め、味噌を溶き入れます(お吸い物の場合は醤油や塩で味を調えます)。
- 器に乾燥カットわかめを入れ、3を注ぎ入れます。わかめがすぐに戻ります。
- お好みで刻みねぎなどを散らしたら完成です。
ポイント
- カットわかめは乾燥のまま器に入れると、最後に加えるだけで手軽に作れます。
- 味噌汁の具材として、豆腐や油揚げ、余った野菜の切れ端なども一緒に加えると、より栄養豊富になり、冷蔵庫の整理にも役立ちます。
賢く無駄なく!カットわかめとちくわの使い切り&保存アイデア
食材を使い切るためには、適切な保存方法を知っておくことが大切です。また、少量から購入する工夫も無駄を減らすことにつながります。
カットわかめの保存法
- 乾燥状態: 未開封であれば、袋に記載された賞味期限まで、湿気を避けて冷暗所で保存できます。開封後は、袋の口をしっかり閉じ、湿気が入らないように保存しましょう。乾燥剤を入れるのも効果的です。
- 水で戻した後: 一度にたくさん戻しすぎてしまった場合は、清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存し、当日〜翌日には使い切りましょう。長く保存すると傷みやすいので注意が必要です。もし余ってしまいそうな場合は、味噌汁の具材として全て入れてしまうなど、早めに消費する工夫をしましょう。
ちくわの保存法
- 冷蔵保存: パックから出してキッチンペーパーで包み、保存容器に入れるかラップでしっかり包んで冷蔵庫に入れます。賞味期限内に使い切りましょう。
- 冷凍保存: 使いやすい大きさに切ってから、小分けにしてラップで包み、さらにフリーザーバッグに入れて冷凍します。約1ヶ月保存可能です。解凍する際は、冷蔵庫に移すか、凍ったまま汁物や炒め物に使用できます。そのまま食べる和え物などには、食感が変わるためあまり向きません。
余った時のリメイクアイデア
- わかめ: 戻したわかめが余った場合、お好み焼きやたこ焼きの生地に混ぜ込んだり、卵焼きに刻んで入れたり、うどんやそばのトッピングにしたりと、様々な料理に少しずつ加えて使い切ることができます。
- ちくわ: 余ったちくわは、刻んでチャーハンや焼きそばの具材にしたり、マヨネーズと和えてパンに乗せて焼いたりと、アレンジの幅が広い食材です。お弁当のおかずとしても活躍します。
少量の購入と計画
一人暮らしの場合、パック売りのちくわを一度に使い切れないこともあります。冷凍保存を活用するか、購入する際に消費計画を立てておくと良いでしょう。カットわかめは少量で済むことが多いですが、大袋の方がお得な場合もあります。ご自身の消費ペースに合わせてサイズを選びましょう。
栄養面でのメリット
カットわかめは、ミネラル(特にカルシウムやマグネシウム、ヨウ素など)や食物繊維が豊富です。これらの栄養素は、健康維持に欠かせないものです。特に食物繊維は、現代人が不足しがちな栄養素であり、お腹の調子を整えるのに役立ちます。
ちくわは魚のすり身から作られており、手軽なタンパク源となります。タンパク質は筋肉や体の組織を作るために重要な栄養素です。
この二つを組み合わせることで、不足しがちなミネラルや食物繊維、そしてタンパク質をバランス良く食事に取り入れることができます。簡単に作れるレシピでも、栄養バランスを意識することは可能です。
まとめ
今回は、安価で手に入りやすく、一人暮らしの強い味方となるカットわかめとちくわを使った、簡単で節約になる使い切りレシピと保存方法をご紹介しました。
ご紹介したレシピは、どれも少ない材料と簡単な手順で作ることができます。料理に慣れていない方でも、これらのレシピを参考にすれば、手軽に美味しい一品を食卓に加えられます。
また、適切な保存方法やリメイクアイデアを活用することで、食材を無駄なく使い切ることができます。これは食費の節約にもつながり、環境にも優しい行動です。
カットわかめとちくわは、日々の食生活に取り入れやすい食材です。ぜひこの記事を参考に、無駄なく健康的で美味しい一人暮らしごはんを楽しんでいただければ幸いです。