節約&簡単!きのこを使い切る一人暮らしレシピと長持ち冷凍テクニック
きのこは一人暮らしの強い味方!でも使いきれないこと、ありませんか?
スーパーで安売りしているきのこは、お財布に優しく、食物繊維やビタミン・ミネラルも豊富で、健康的な食生活を送りたい一人暮らしの方にとって非常に魅力的な食材です。しかし、一パック全部を使いきれずに冷蔵庫の中で傷んでしまった、という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、きのこを無駄なく美味しく使いきるための簡単レシピと、一人暮らしに特におすすめの賢い保存方法をご紹介します。食費を抑えたい、食材を無駄にしたくない、でも料理に手間はかけたくない、そんなあなたの悩みを解決するヒントが見つかるはずです。
なぜきのこは一人暮らしにおすすめなのか?
きのこが一人暮らしの食生活に取り入れやすい理由を掘り下げてみましょう。
節約食材としての魅力
きのこ類は、他の生鮮食品に比べて価格が安定しており、特売の対象になることも多いため、家計の強い味方になります。少量でも満足感があり、カサ増しにも使えるため、肉や魚の使用量を減らして食費を抑えるのにも役立ちます。
栄養価の高さ
低カロリーでありながら、不溶性および水溶性の食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えるのに役立ちます。また、ビタミンD(きのこの種類や日光に当てたかによる)、ビタミンB群、ミネラルなども含んでおり、不足しがちな栄養素を手軽に補うことができます。
様々な料理への活用
和食、洋食、中華と、どんなジャンルの料理にも合わせやすい汎用性の高さも魅力です。炒め物、煮物、汁物、炊き込みご飯、パスタの具など、様々な料理で活躍します。
きのこを無駄なく使い切るための下処理と保存法
きのこを長持ちさせて無駄なく使うためには、正しい下処理と保存方法が重要です。
冷蔵保存の基本
一般的に、きのこは湿気に弱いため、買ってきたパックのまま冷蔵庫に入れるのではなく、キッチンペーパーなどで包んで余分な水分を吸わせ、保存袋や密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いとされています。種類にもよりますが、これで数日は保存可能です。
【特におすすめ】きのこの冷凍保存テクニック
一人暮らしで一度に使いきれない場合や、安売りの時にまとめ買いした場合には、冷凍保存が断然おすすめです。きのこは冷凍することで旨味が増すというメリットもあります。
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なぜ冷凍が便利なのか 冷凍することで鮮度を長く保つことができ、使いたいときに使いたい分だけ取り出せるため、無駄が出にくくなります。また、冷凍によりきのこの細胞壁が壊れ、旨味成分が出やすくなるという嬉しい効果もあります。
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冷凍方法
- きのこの石づき(軸の硬い部分)を切り落とします。洗うと風味が落ちやすく傷みやすくなるため、基本的に洗いません。汚れが気になる場合は、キッチンペーパーなどで優しく拭き取ります。
- 使いやすいサイズに手で割くか、包丁で切ります。炒め物用なら薄切り、汁物用なら食べやすい大きさと、用途を想定して切っておくと便利です。
- 冷凍用保存袋に平らになるように入れ、できるだけ空気を抜いて密閉します。金属トレーに乗せて冷凍庫に入れると、素早く凍らせることができ、品質の劣化を抑えられます。
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冷凍きのこの使い方 冷凍したきのこは、解凍せずに凍ったまま加熱調理に使えます。炒め物、スープ、味噌汁、パスタソースなど、凍ったまま鍋やフライパンに入れて加熱してください。解凍すると水分が出て食感が損なわれることがあるため、そのまま使うのがポイントです。冷凍きのこは、約1ヶ月程度を目安に使いきるのがおすすめです。
簡単!きのこを使い切るおすすめレシピ
冷凍保存しておけば、きのこを使った簡単料理がすぐに作れます。ここでは、手間がかからず、洗い物も少ない一人暮らし向けのおすすめレシピをご紹介します。
レンジで簡単!きのこのバター醤油和え
包丁も火も使わず、レンジだけで作れる簡単な副菜です。
- 材料 お好みのきのこ(しめじ、エリンギ、えのきなど)合わせて100g程度、バター 5g、醤油 小さじ1/2、お好みで刻みネギやかつお節
- 作り方
- きのこは石づきを取り、食べやすい大きさに切るか手で割きます(冷凍きのこを使う場合は凍ったまま)。
- 耐熱容器にきのこ、バター、醤油を入れます。
- ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で2〜3分加熱します。きのこがしんなりしたらOKです。
- 全体を混ぜ合わせ、お好みで刻みネギやかつお節を散らして完成です。
- 節約・使い切り・簡単ポイント 余ったきのこを少量でも使えます。レンジ任せで火を使わないため、他の作業と同時進行できます。あと一品欲しいときや、野菜不足を感じる時にぴったりです。
フライパン一つ!きのこのガーリック炒め
シンプルなのに美味しく、ご飯にもパンにも合う炒め物です。お好みで豚こま切れ肉などを加えても美味しいです。
- 材料 お好みのきのこ 150g程度、にんにく 1かけ(チューブでも可)、オリーブオイル 大さじ1、塩・こしょう 少々、お好みでパセリのみじん切り
- 作り方
- きのこは石づきを取り、食べやすい大きさに切るか手で割きます(冷凍きのこを使う場合は凍ったまま)。にんにくはみじん切りにします(チューブの場合はそのまま)。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で香りを出すように炒めます。
- 香りが出てきたらきのこを加え、中火でしんなりするまで炒めます。
- 塩・こしょうで味を調え、全体を混ぜ合わせたら完成です。お好みでパセリを散らしても良いでしょう。
- 節約・使い切り・簡単ポイント きのこだけでも立派な一品になります。冷凍きのこを使えば包丁いらず。フライパン一つで調理が完結するので洗い物も楽です。ごはんの上にのせたり、パスタと絡めたりとアレンジも自在です。
余ったきのこ活用!即席きのこスープ
使いきれなかったきのこや、冷凍きのこミックスの消費に便利な簡単スープです。
- 材料 お好みのきのこ 50g程度、お湯 または 顆粒だしを溶かしたお湯 200ml、味噌 小さじ1〜、または コンソメ 小さじ1/2〜、お好みで豆腐や乾燥わかめ、刻みネギ
- 作り方
- 鍋に凍ったままのきのこ(または生のきのこ)、お湯(または顆粒だしを溶かしたお湯)を入れ、火にかけます。
- きのこが柔らかくなるまで煮ます。
- 火を止め、味噌またはコンソメで味を調えます。
- お好みで豆腐や乾燥わかめ、刻みネギなどを加えて完成です。
- 節約・使い切り・簡単ポイント 少量残ったきのこを無駄なく使えます。お湯を沸かして調味料を溶かすだけなので、本当に簡単です。冷蔵庫にある余った野菜の切れ端なども一緒に入れると、さらに栄養満点になります。
きのこ料理をもっと楽しむためのプラスアルファのアイデア
きのこをさらに便利に、美味しく活用するためのアイデアです。
様々な種類のきのこを試してみる
しめじ、えのき、エリンギ、まいたけ、しいたけなど、きのこには様々な種類があります。それぞれ食感や風味が異なるので、いろいろ試してみてお気に入りのきのこを見つけるのも楽しいでしょう。複数の種類を組み合わせると、味に深みが増します。
冷凍きのこミックスを作っておく
数種類のきのこをまとめて石づき処理し、食べやすい大きさにカットしてから混ぜ合わせ、冷凍用保存袋に入れて冷凍しておくと便利です。これ一つで様々な種類のきのこの旨味と栄養を手軽に料理にプラスできます。
まとめ
きのこは、一人暮らしの食費節約と健康的な食生活をサポートしてくれる素晴らしい食材です。ご紹介した冷凍保存テクニックを活用すれば、安売りのときにまとめ買いしても無駄なく使いきることができます。また、レンジやフライパン一つでできる簡単レシピなら、忙しい日でも手軽に美味しいきのこ料理を楽しむことができます。
これらのアイデアを参考に、きのこを上手に日々の食生活に取り入れて、無駄なく健康的で美味しい「使い切りヘルシーライフ」を送ってください。